大辺路(おおへじ)
大辺路(おおへじ)は紀伊半島西岸の紀伊田辺で中辺路と途中で分岐し、紀伊半島の海岸線に沿って南下し熊野三山に向かうルートです。

山中を直線的に熊野三山に向かう中辺路に比べると距離が長いのが特徴です。
そのため一般の参詣者よりも、修行者や専門の宗教者が辿るルートとされていました。
行程が長い分、信仰心が強い方に好まれて通ったルートだったのですね。
海岸線は今では開発が進み、当時の姿がそのまま残っているところは少ないですが、 紀伊半島の美しい海岸線と深緑豊かな山々が織りなすコントラストは絶景です。

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熊野古道~中辺路など おおへじ, 大辺路