慈尊院(じそんいん)
慈尊院(じそんいん)は弘法大師空海の母親の住まいとして建てられました。
高野山が建てられて当時から明治の始めまで、高野山は女人禁制として女性の入山は出来なかったんですね。
それは弘法大師空海の母親といえど例外でなく、空海の母親もまた女人禁制のために入山が許されませんでした。
この慈尊人は女人高野として名を広め、安産や子授け、子供の成長を願う女性たちの信仰を祈願して布製の乳型が奉納されています。
この周囲を囲む九度山の名前の由来は弘法大師空海が月に九度も山を下りて母親を訪ねたことに由来する名称といわれています。

-
高野山 じそんいん, 慈尊院