那智大滝と那智原生林(なちおおたき と なちげんせいりん)

熊野三山の最後の巡礼先が熊野那智大社(くまのなちたいしゃ)です。
何度もこの那智大社には足を運んでいますが、熊野三山の中でもこの熊野那智大社は別格です。
というのもまず驚かされるのが、まるで山全体が仏閣かと思うほどの規模。
そして毎秒一トンという水量と、133メートルという高さを誇る那智の滝。
その規模と迫力に、いつも観光客の姿が絶えません。
世界遺産に登録されて以降は、外国人の姿もあふれていますね。
熊野那智大社に詣でる際はやはり、那智の滝に向かって欲しいです。
那智の滝の迫力もそうですが、那智の滝まで続く大門坂も風情があります。
この大門坂も熊野古道のひとつですから、 熊野那智大社だけでも熊野古道の雰囲気が凝縮されていると言えますね。
大門坂を通るとその、周囲を吉野杉に囲まれた林道。 吉野杉の樹木の間から抜ける日光と樹木の影が神々しさを増します。
林道を抜けると広がるのは高さ133メートルの那智の滝。 下から眺める滝の流れは、遠目で見る滝とは比べものにならない迫力です。
